居候の身で家のことを一切手伝わないってのも困るけど、手伝われ過ぎるのも困る…。プレ姑はまるで我が家のようにわたしと彼の新居の家事を回しまくっており、連日のトゥーマッチな状況にはわたしも彼も困り果てているところ。
実際にプレ姑が動いてくれて助かる面もあるけど、わたしと彼の生活感は一般的な家庭とはいささか勝手が違う。例えば、洗濯1つにとっても、無添加の石鹸洗剤を使ってるから水と洗剤の調整を間違えると石鹸カスが残ったりする。
プレ姑はそれが上手くできないから、界面活性剤入りの洗剤を買ってきて洗濯してしまう。わたしはそういった化学物質満載の洗剤が醸しだす香りすら駄目で気分が悪くなる。でもプレ姑はこの洗剤良い香りでしょと得意げになっている。
口にしない方が良い物や肌に付けない方が良い物にあふれているけど、無頓着な人は本当に無頓着なのだ。というかむしろ、その中の大半の人たちがそうした事実を知らないで生活をしている。小さな毒は少しずつ蓄積されていくのだ。
料理においても「なんでこの家には電子レンジがないの?不便ね!」とプレ姑は不思議そうにしてるけど、全てに意味がある。それを説明してもとうてい理解しえない。知らないことは罪じゃないけど、知ろうとしないことは本当に罪だと思う。