離婚するなら離婚でいいよ

前回の続き。

わたしとまちこの飲み物も運ばれて来て、さぁこれから話し合いという雰囲気で緊張感が漂っていた。まずはまちこが『今日はありがとうございます。大事な話があって来ていただきました。』軽く挨拶を切り出し、近況報告的なことから話し始めた。だけど、なかなか本題には踏み出せずに長々と近況を話している。

言い出すきっかけを探していたんだとおもうけど、そうした点からも、まちこのなかには妊娠を報告することの迷い、戸惑いがまだあるんだなと感じた。旦那と姑はこれといって相槌をすることもなく、ただ黙って無表情にまちこの近況を聞いていて、正直どうでも良さそうな感じだった。

そのシラけた空気に、まちこの話も続かず次第に言葉に詰まるようになり、沈黙が漂いはじめる。本題へ進めるための助け舟を出そうかとおもったけど、まちこから迷いを感じ取れる状態で、それをして良いいものか判断がつかず「頑張れまちこ」と心の中で応援しながら見守ってるしかなかった。

なにせ、向こうが二人して無反応で話をきいてるもんだから、冷たいよね。取り繕ってるまちこからもやがて言葉がでてこなくなり完全に黙ってしまった、まさに沈黙。さらには“一体何のために呼んだんだ”という旦那と姑のあからさまなに不満そうな表情がピリピリと張りつめた空気を作り、よりまちこを本題へと進みづらくしている。

あ~、これはもう駄目だ…と、この空気を変えるためにとりあえず何か話題を投入しようとしたところ、意外なことにその沈黙を破ったのはまちこの旦那だった。そして、その発言が衝撃的だった。『離婚したいなら離婚でいいよ、母さんもそれを望んでいるから!』と、まったく想定してなかった台詞が突如飛び出してきた。

ちゃんと話を聞く前にそんなことを言って来たのには正直驚いた。“言われる前に言ってやろう”、そんな切迫した印象を受ける。現在のまちこと旦那の状況で『大事な話がある』と呼び出されたら、それは離婚の話だろうと想像するのは不思議なことではないけど、せっかちというかなんて言うか…。

なにより、今回の話の本題はそれじゃない。『妊娠の報告』なのである。

続く。

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コメント

  1. よう より:

    『お前が一緒にいたいと言うなら一緒いてやってもいいけど』という思い上がりのバカ男ですね。