回顧録:1人目の旦那と姑
夫とはじめて会った時の率直な印象は
物腰柔らかくて優しい人って感じだった。
最初は付き合うこととか全く意識してなくて
たまたま映画の趣味とかが合っていたため
一緒に映画館にいくようなったりとかして
次第に居心地の良さみたいなのを感じてた。
はじめは友達のような関係性だったけど
共有する時間を重ねていくに連れて
この人いいなって想うようになっていた。
アラサーだし結婚も意識しなきゃいけない年
それが理由じゃないけど付き合うことになり
自然な成り行きで交際をスタートさせた。
彼は家族のことはあまり口にはしなかった
でもそれを口にしないのはわたしも一緒
互いに何を察しているような空気があった。
自分がほぼほぼ天涯孤独な状態だったから
相手の家族のことも特に気にしなかった。
向こうが気にしないならこちらも気にしない
そんな感じであれこれ聞くこともなかった。
付き合いだしてから1年くらいたった頃に
それとなく将来の話が出てくるようになり
あまり口にせずとも結婚は意識していたし
子供も欲しくて温かい家庭を築きたかった。
ちゃんとした家庭を知らずに歩んで来たから
人一倍そこには憧れを持っていたかも。
ようやく母親の話を少しずつ聞くようになり
実家で1人で暮らしていることを知った。
どんな母親なのかあまり気にしておらず
結局、あの姑と初めて顔を合わせたのは
プロポーズを受け結婚を決めてからだった。
初対面の印象はちょっと癖のある人だな~
ってくらいで然程気になるとこはも無く
後にその姑が人生最大級の大問題となるとは
その時のわたしにはまだ知る由もない。