いよいよあの男が登場してくる

巡礼三日目:一カ所目の続き

東京都都心:フリーランス時代の自宅兼事務所

自分で言うのもなんなんだけど…
わたしの仕事の丁寧さやセンスは折り紙つき

調子にのっているわけではないけど
評価は正当であるべきだから堂々と描く。

職人気質なわたしは確実に良い仕事をした
だからどんどん仕事は舞い込んできた。

そんな風に27歳でフリーへと転身して
順調に仕事を熟して気ままにやっていた。

1人でやるにはいろいろ大変ではあるけど
仕事にも困らず自分のペースでやれるのは

最高に良い環境だったなぁって今でも思う。

何よりわたしは仕事が好きだったし
楽して稼ぎたいなんて甘い考えもなかった。

単に好きな事を頑張った結果でしかない。

そう考えると情熱というのはスゴイものだ
わたしみたいな能無しでもそうなれたから。




ただ、わたしはそれ以上に仕事に対して
何かを求めたりすることはなかった。

自分の才能で儲けようとも考えなかった
お金なんてそれなりにあれば幸せだったし

わたしは商売っ気ある拝金主義者ではなく
まさに職人気質と言ったところだと思う。

それから少々時間にも余裕を持つようになり
ある『男性』と知り合うことになった。

それが、一番最初の夫だ。

このブログで散々書き残して来たあの男…
結果として最低最悪極まりなかったあの男。

でも当初はそんな人間ではなかった。

ここから先はその夫との出会いから結婚
そして、当初のこのブログの核でもあり

このブログ設立の理由にもなったあの姑と
非常に濃い話となってくと思う。

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