≪続き≫ふと思い出したこと

パーこの話の続きです。

そうとう昔の話だけど
デザインの専門学校に通っていた頃

いつも妙にニコニコしてて
様子が変だな~って思うコがいました。

そのうち会話をするようになって
会話をすると尚更変なことに気づいたけど

デザインの才能がすごかったし
悪いコじゃないから仲良くしていた。

いつしかクラス全体があのコ変だよね~って
そのコの変さ加減に気づきだして

しまいにはイジメだす子も出てきた。

わたしはそのコをかばっていたけど
結局学校に来なくなっちゃって

心配して担任に聞くもよくわからないと。

なので、住所を教えて貰い家まで行った時に
そのコの親からある事実を聞かされました。

実は『軽度の知的障害』を持ってたんです。



生れつきだそうで、幼いころから
特殊な訓練みたいなのを受けさせたため

勉強は難しい計算ができないくらいで
健常者と左程変わらないとの話だった。

でもやっぱり、挙動がおかしかったり
何を考えてるのかよくわからなかったり

人が見て変だと感じる部分はあって
そのせいで小さい時から健常者に混じり

教育を受け生活はしてきたものの
イジメに遭うことは多かったそうです。

そして、専門学校においても
実際にはわたしの見てない所で

かなりヒドイイジメに遭っていたらしく
学校は辞めることになると聞かされ

その時も会うことができなかった。

結局そのままそのコは辞めてしまった。
その後、イジメ犯に制裁を食らわしたのは

言うまでもないというか余計な話だけど
そのコとパー子が少し重なるんです。