【その弐】わたしが離婚を決めた理由。

丁度一年ほど前
家出したわたしは、夫に何度も説得され

姑を交え3人で今後のことを真剣に話し合おうと言われました。

まだ、この時は「夫がどうにかしてくれるかもしれない
そんな想いもありました。

わたしは一度家に帰り、3人で話し合うことに決めたのですが
そんなタイミングでまさかの妊娠が発覚。

夫と姑はすごく喜んでくれました。

誰よりもわたし自身が一番喜んではいましたが
今思えば、この時に思い切って家を出てしまってれば良かったのかもしれません。

だけど、生まれてくる子を考えるとそうはできなかった。

わたし1人では不安だったし
子供が生まれれば何かが変わるかもしれない

そんな淡い希望と期待もあったため
数日間の家出の末に、妊娠が発覚したわたしは

出て行くのは止め、家に戻り生活していくことにしました。

わたしが妊娠したことで、一切家事などをしなかった姑が
率先して家事をやるようになり

わたしの体を気遣かったりすることさえもあった。

これにはさすがに驚きました。




それまでのわたしへの仕打ちを考えれば
姑の変わりようは、絶対にあり得ないと思える程のものでした。

この時期は、よく姑と二人で出かけたりもしていました。

ただ、やはり理解できない行動を取ることも多く
妊娠しているわたしに無理にお酒をすすめてきたり

お構いなく同じ室内でタバコをガンガン吸ったり
妊娠してるわたしを一人置いて夫と二人で旅行に行ってしまったりと

無神経っぷりは相変わらず炸裂してたけど
少なくとも、わたしの妊娠によって姑が良い方向に変わりつつある気がしてました。

やっぱり子供の力はすごいと感じたし
念願の子供が生まれて来るし

姑のとの関係も良くなっていきそうな予感もあった。

辛い日々を耐え、ようやく明るい未来が見えてきました。

その時は、本気で『幸せになれる』と感じていました。

しかし、
そんな時期に、突然夫に転勤の話が舞い込んで来ます。